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12月

世の中何だかただならぬ事件が新聞を賑わしていますが、どうなんでしょう。細かな倫理をここで話し始めるとキリがありませんので、僕の感じる最重要項目をひとつだけ。
要は、「委託契約」なんですね、設計と言うものは。(監理も入りますが。)つまりモノもなければ何もないところで契約は生じます。そこで一番大事なもの、それは「信頼関係」です。これは、法律でもなく契約でもない、ヒトとしての尊厳であったり本質であったり、そういうものです。
これがなくなっちゃぁ、もうどうしようもありません。でも、世の中新聞なんかを見てると、悲しくなるような馬鹿馬鹿しいことばかりです。「なんとか詐欺」とか、そんなのばかりです。やってて恥ずかしくないのかなぁ、って思ってしまいます。
資本主義の世の中なんで、資本をもったもの勝ちかなのかもしれませんが、こんなのイヤです。「株で大儲け」なんてのも何だか違います。
やっぱり、ヒトの良心だったり、敬意みたいなものを信じて仕事をしていきたいと思います。でも、こんなんなんだから、事務所は儲からないんでしょうか?



11月

「天空率」って言うものがあります。簡単に言うと、道路斜線とかそんなものの規制を緩和する為の新しい制度です。(と言っても結構前からありますが。)
結構コレが面倒くさい。
まぁ、設計の選択肢が増えることですので、基本的には喜ばしいことなんですが、僕らの業務はドンドン増えていきますねぇ。
そもそも、設計契約と、確認申請は厳密に言うと別物で、申請代行(申請は本来建築主が行うものです。)なんかは別契約なんですが、そんな感覚誰にもありませんよねぇ。
まぁ、実際問題建築主が出せるものではないですし、また一級建築士でしか出来ないものなのですが、何でもかんでもやって当たり前、・・・ってのもねぇ。
要はモチベーションの問題。うまく乗せれば、必要以上のものもいくらでもやってしまうのが、建築家ってなもんで、その辺も建築主の必須義務だと思うのですが・・・、どうでしょう?



10月

最近は「まんが喫茶」みたいなものが全盛ですね。ただ、今やもう「まんが」だけでなく、各種雑誌やインターネット類は当然のことながら、マッサージやエステやその他なんやらかんやらまで複合しているみたいです。
そのコンテンツや値段を見たら「何で?」というような安さです。それになんとなくイメージするようなオタクなダサいインテリアでないお店も多いとか。
この前聞いたところでは、「高濃度酸素吸入器」や「遠赤外線何とか温泉」とか「ネイルアート」とか何かもあったりして、すごいですね。それらが全て1時間数百円の値段で使えるんですから。(一部例外もあり)
でも、「50%も可動すれば、笑いが止まらない(収益)。」なんだそうです。
いったどうなっているんだ?



9月

住宅の設計の過程で、ショールームに行きました。
今までは行ったことがなく、それは、例えば設備機器なんて正直僕にはどうでも良かったりするからなんですが、まぁ、せっかくだからと言うことで、施主と数件のショールームをまわりました。
そのなかで、当初は行く予定ではなかったのですが、ついでと言うことで、「TOTO」「INAX」のショールームも覗いてみました。
あら、まぁ、すごいのね。
土曜日だったんですけれども、どちらもヒトでいっぱい。みんな家族連れみたいな感じで、真剣ですね。僕らは特に見るべきものはなかったんですけれども、あちらこちらから「あら。まぁステキ」なんて声が・・・。
でもまぁ、あれだけのショールームを作っても、儲かってんだから、大企業って強いね。これはもう降参です。
でも、いつもの感じで「なんでこんなダサい・・・。」なんて大声で喋ってたら、いろんなところから冷たい視線で睨まれてしまいました。失礼しました。



8月

身近な人が結婚しました。結婚式に呼ばれて出たのですが、なんだか馴染みませんでした。
その1つが、まず、自分自身が結婚ということにあまりにもリアリティがないこと。(この歳になってこれは、もしかしたら逆に問題?)でも、人は何故結婚するのか、いまだによく分かりません。
好きなヒトと一緒に居たいなら、別にそれは結婚しなくても出来ることですし、子供も別に産んでも問題ないでしょう(多分)。相続や税金に関しても、別に国や法律に守ってもらおうなんて思いません。
じゃぁ、その先にあるもの・・・、何だか少し見えてきたような気はしますが、これ以上言うと、余計な人まで敵に回しそうなので、やめときましょう。実際、人は弱いもので、僕自身も決して例外ではありませんから。
もう1つは、セレモニーと言うことに関してなんですが、・・・まぁ、また別の機会にしましょう。
ただ、本人たちが、嬉しくって幸せならば、それに異議を唱えるつもりはありません。コレホント。
いつまでも、お幸せにね。



7月

新宿で小さな住宅をやっています。戸建て住宅は結構久しぶりだったりします。
戸建て住宅は、最も儲からない仕事のひとつです。基本的に規模が大きくても小さくても、その手間はあんまり変わらなかったりします。むしろ小さい方が、いろいろと無理や工夫が必要で、より手間がかかったりします。その上、細かなところまで手が抜けません。また、個人の施主を相手にしていますので、設計料もいろいろ顔色を伺ったりしてしまって・・・。
じゃぁ、やらなければいいかというと、戸建て住宅は、なかなかやめられない仕事のひとつだったりもします。
何故か?「面白いから。」以上。
戸建て住宅って、結構全ての要素を含んでいて、それでいて、社会のくだらないルールからは意外と開放されている建築なんですね。そりゃぁ、いろんなしがらみには取り付かれていますが、それは僕たちでもなんとかなる規模のもんです。政治とかそんなものとは違います。
多分、そんなところが建築家の仕事じゃないんじゃないでしょうか。
決して、図面描きや、細かな納まりの検討から逃げているわけではありません・・・。



6月

以前内装を行った美容室のパート2を行いました。広さは4倍くらいになります。
大変嬉しいことですが、2005年2月を参照。まだ、終わっていません。
広さは4倍くらいなんですが、席数は倍くらいでいいとのこと。なかなか普通ならそうは考えられません。ただし、これにはいろいろな諸事情がからみます。
先月の話は、あくまで一般論でのお話し。実際はほんのチョットしたことの積み重ねで、事情は大きく変わってきます。これがまた建築の難しいところ。内装ならなおさらです。
仕方がないことなんですが、なかなか辛いことです。
資本主義っていうのは、何も民主主義とは関係のないことで、資本を持っている人に都合のいいシステムな訳で、ある意味民主主義の正反対のことなんでしょう。
何てことを言い出すと、止め処がなくなりますのでこの辺で。



5月

知人に頼まれて、マンションのリノベーションをしました。昔はリーフォームなんて言っていましたが、最近はリノベーションです。
でも、言葉をよく考えてみれば、正しい言い方ですね。巷にはリフォームは溢れていますが、まぎれもなく僕たちが行っているのはリノベーションです。
大雑把な話になりますが、フルリノベーション(キッチン、バス、トイレ等も含む)で、僕は最低25万円/坪と考えています。本当は、20万円/坪ぐらいが限界なのですが、あくまでもそれは目標だったり結果論ですので、最初の設定ローコスト限界は25万円/坪と思っています。
で、結果論としましては、新記録達成です。既成事実として捉えられると困りますので、具体的な金額は控えますが、最終計算すると、なかなか凄い金額でした。
世の中、新聞の折込み広告なんかで、「リフォームパック、洋室1部屋10万円均一」なんてあったりして、その辺と比べられて、「高い」なんて言う人たちも多くいますが・・・、ねぇ、自分で言うのも何ですが、モノが違います。
モノの価値観と言いますか、何と言うか、「建築ブーム」みたいなものもありますが、なかなかそこなでたどり着いている人は、・・・。



4月

僕たちの中には「やってはいけない仕事」と言うものがあります。何がそうで、何がそうでないかは非常に難しいのですが、確かにあります。
簡単に言うと、お金のためであったり、その他の諸々のために、本来やるべきスタンスを崩して行う仕事がそうです。
仕事に優劣をつけるつもりはありませんが、例えば、プロのスポーツ選手が、お金の為にアマチュア選手のコーチばっかりをやっていたり、独立したミュージシャンが、他人のバックバンドばっかりやってたり・・・、とかそんな感じです。
はっきり言って、「やってはいけない仕事」っていっぱい僕らのまわりにあります。夜の歌舞伎町以上に誘惑してきます。
でも多分、絶対的な「やってはいけない仕事」というものはないと思います。気持ちの問題というか、本人のスタンスによって、「やってはいけない仕事」になったり、そうでなくなったりするんでしょう。
建築をやっていく上で、最も怖い(恐れている)ことです。



3月

「金は天下の回りモノ」なんて言いますが、どう見ても回る所と、回らない所があるのは歴然としています。
仕事もそんな感じで、無い時には何をやってもダメだけれども、有る時には止め処なくやって来ます。
元来小心者ですので、断ることなんか出来ないし、ひとつ断ると全てなくなってしまいそうで、怖くて怖くて、・・・当然全て受けます。地獄倍増、2倍や3倍ではなくて2乗、3乗です。
そんな時に限って、止まっていた計画が動き出しますし、アレだコレだと、もうお祭り騒ぎ。
ありがたいことです。日々口にしている不満を反省しつつ、感謝の気持ちを。



2月

それは、1本の電話から始まりました。
思いがけない人からの電話でしたが、別にその他はいつもと同じ。淡々と物事を進めていきましたが・・・。
2001年5月のダイアリーでは、「僕たちがいまだかつて経験したことがなく、恐らくこれからもないであろう・・・」と書きましたが、・・・ありました。
確かに、瞬間的な忙しさは、アレに勝るものはありません。1日が24時間より増えない限りありえません。
でもアレは1週間でした。今度は、予定で5ヶ月です。でも多分延びます。絶対に延びます。と、精神的にいろいろキます。かなりキます。これがまた辛い。
ともかく、新記録達成しそうです。詳細は追々・・・?



1月

年々、新年を迎える清々しさが減ってきているのは気のせいでしょうか。
小さな頃の「お正月」とは、とんでもないくらいの特別な日でした。が、次第に家を離れ、友人と深夜に初詣に行く年もあり、実家に帰らない年もあり、仕事をしている年もあり。
「年が変わって、何が変わるのか」なんて言うつもりはありません。変わるんじゃなくて、変えるんでしょう。
例えば、初詣。皆さん色々お願いするようですが、僕は、その年の決意を神様の前で表明する場だと思っています。
でも、元日の朝、曇っていたにもかかわらず、その日差しがそれまでより数段眩しく感じたのは、新年のせい?
やっぱり、何か変わるんでしょう。



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