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12月

忘年会シーズンです。
でも何で忘年会なんでしょう。それなりによく会っている人たちで、年が明ければまたすぐにも会いそうで。
この業界は結構狭いので、「あら、この忘年会にも、あの人が。」なんてこともあったりして。
付き合い云々で仕事がどうなるとかというわけでもなく、そもそもそう言う事はあまり好きではなく、非常におっくうだったりします。
でも、仕事以外でのコミュニケーションと言うものはそれなりに大事だったりして、でもそこであんまり建設的な話がなされるわけでもなく、ただの酔っ払いの集団になってたりして、でもそれが気の合う仲間とかだったら楽しいわけで、最近になるとそう言う機会もだんだん少なくなってきて、だとしたら忘年会とかはそれなりに機会として意味があったりもするわけで。



11月

決算です。
うちの会社は、10月から9月が営業年度で、9月末で決算なんですけれど、何だかんだで書類ができてきて、税金払ったりするのがこの時期なんですね。
うちなんて大した規模でもないんで、節税対策とかそんなことも特に気にしないで、ごく普通にやってます。「もっと交際費を使ってもいい」とかって税理士さんにも言われるんですけれど、そんなに余裕があるわけでもないですしねぇ。
ところで法人税っていくらか知ってます?30%です。つまり100万円もうけたら30万円持っていかれるわけです。
この仕事をやっている人ならわかると思いますが、僕らの仕事は毎月幾らかの入金があるような仕事ではありません。あるときは結構な金額が一度に入ってきますし、入ってこないときは月収ゼロなんて月が続いたりします。
つまり、ある程度の金額をプールしておかなければ、怖くてやってられません。「宵越しの金は持たねぇぜ」ではやっていけません。
それで決算です。身を削る思いで稼いだお金が、別に潤っているわけではなく、ごく近い将来の不安の為のお金が、持っていかれてしまうわけなんですねぇ。
近頃新聞をにぎわせている、「法人税制優遇」に対するバッシングの別の一面もあるという訳です。



10月

お客さんと土地を見に行きました。条件にあった土地をピックアップして数箇所一緒に回って、一緒に土地を決めようということです。
条件を詰めていくと・・・、まぁそんなに沢山の選択肢はなく、ある程度は決まってしまうんですけれど、それでもなかなか決められないと言うか、決め手がないというか。
不動産屋は「もう、これしかないでしょう!」みたいな感じなのですが、どうも何かが違う。確かに理屈で考えればそのとおりなんですけれど、やっぱり違う。何が違うのかって聞かれてもよくわからない。
こんなもんなんですねぇ。でも、まぁこれも巡り合わせなんですね。決まるときは直ぐに決まるし、決まらない時は何をやっても決まらないみたいなものです。
で、僕の感想なんかも聞かれますけれど、これは結構アテになりません。(多分)マゾですから。
まぁ、ここでの僕の仕事は、施主の雰囲気を的確に察知して、それを手助けしてあげる事なんですね。感謝はされますけれど、仕事にはなりません・・・ケド。



9月

先月が少し中途半端な終わり方をしていますので、結論をキーワードだけ。
つまり、建築って「生物」なんですね。
これは、「イキモノ」であり「ナマモノ」ってことです。
もっと解からなくなったかもしれませんけれど、この続きはどこかでお会いした時にでも。



8月

見積りを取ってます。先月の話しからしても・・・、悪戦苦闘真っ只中です。
まぁ、だいたい見積もりは3〜4社くらいの相見積りで調整していくことが一般的だと思いますし、世間一般でも多分そうでしょう。でも、この前施主にこんな質問をされました。
「同じものを作るのに、施工会社によって金額が違うのって変じゃないですか?」
この質問に対して、理論的に答える事は僕には出来ますが、少し引いたところから単純に考えてみれば、そう言えば少し変なところですよねぇ。
例えば、電化製品とかを買いに行くと、ほぼ同じ価格帯のものは同じ性能です。グレードがある場合、ほとんど値段が高いものは高グレードのものと考えて間違いありません。
でも、建築の場合は違います。同じ図面で見積っても金額は違います。それも結構な値段が違ったりします。請負なので、高いからといって高品質のものになるというわけでもありません。同じ図面なので、原則的には同じものが出来上がります。かと言って、単に一番安いところにすれば得かと言えばそうでもありません。
つまり・・・、長くなってきたので続きはまた今度。



7月

景気が良いらしいですねぇ。戦後最長の好景気・・・だそうです。
でも、それが実感できないってのは僕だけではないはずです。、そもそも・・・なんて話しは止めときましょう。だいたい先が見えてますから。
で、物の値段が上がっています。特にガソリンとかが激しいみたいですね。燃料が値上がりすると、ほぼ全てのものの値段に影響してきます。見積書を見てても、少しづつ何だか高いような・・・。
ひとつひとつの単価自体は大したことなくても、それが積もり積もっていくと結構な金額になってしまうんですねぇ。もしかしたら、今までの不況に晒されていた何かの分まで乗っかかっていたりして。
でも、ものの適正な価格って判断が難しいですね。事情がわかるだけに僕らも辛い・・・デス。



6月

梅雨ですね。
なかなか今年の梅雨は梅雨らしくって、究極の蒸暑さを演出してくれます。この前なんかも、もう夜の11時を過ぎていたと思うんですけれど、外に出たらまるでバスルームの中に入ったかのような異常な湿気とムシムシと・・・、思わず引き返そうかと思ったほどです。
でも、「らしい」というのは必要だと思います。最近は何でもボーダレスな感じが主流ですけど、やっぱり○○らしい、ってのは私は素敵なことだと思います。(これはチョット前の「硬派」に通ずるものでしょうか)
人によっては「らしい」を差別と言う人がいます。でも、人によって違いはあるのは当然だし、「それは区別だ」なんて、言葉のロジックに持ち込むつもりもありませんが、必要なんです。多分。
何かこれ以上書いていくと、よからぬ方向になりそうだから止めときますが、そんな自分に私はなりたい。と思っています。



5月

役所にある書類を出さなければなりません。まぁ建築がらみの書類です。
その中で、現在海外に在住の方も絡んでいるので、当然その方の記入欄もあります。「住所、氏名、電話番号、印」ってな感じです。印鑑証明も必要らしいです。
って、ハンコも印鑑証明もありません。だって、全てサインなんだもの。
こういう時の役所って、なかなか見事で「ここは日本ですから、ハンコを作って、印鑑証明を取ってもらうしかありません。」ですって。
そもそもハンコって何なんでしょうねぇ。
そこらのハンコ屋では、100円くらいで誰の名前のハンコでも買えますし、大概の書類は認印でOKだし、印鑑証明にしたって、良く考えたら、これって何を証明しているのってな感じの書類だしねぇ。
○○の書類の委任状なんかにも、勝手にハンコ押しているし(当然許可は取ってますけど)、こんなんで何が何なんでしょう。
多分、全て事なかれ主義、責任回避の象徴、それが印鑑なんじゃあないかという気がしますがどうでしょう?



4月

昨今景気が上向きらしいですが、なかなか私たちの所までは降りてきませんねぇ。どっかあっちの方では、かなりのもんらしいですが、なかなか接点のない世界です。
今までもそうですが、お金のない建築ってのはよくあります。ある程度慣れてしまいましたが、つらいものです。
でも、もっとつらいものがあります。それは時間のない建築です。
お金がなくても時間があれば、それなりに楽しいモノになったりします。(私の経済的な部分は置いといて、ですけれども)
でもねぇ、時間がないとだんだん心が荒んで来ます。徹夜や超過労働なんてのは当たり前なので、そんなのは気になりませんが、やりたい検討が出来ない、見切り決定しなければならない、立ち止まってもう一度考えてみることが許されない、などなど。
確かにコストパフォーマンスを考えれば、割の良い仕事にはなります。(労働時間ではなく、労働日数で考えればね。)資金の回収のスピードも速くなります。「経営」の面では良いことかもしれませんが、・・・。
このまま景気が良くなっていったら、多分「お金はあるけど時間がない」というようなのが増えるんでしょうかねぇ。「お金もなくて、時間もない。」よりかはましなのかなぁ。



3月

なんかいきなり昔やった住宅が雑誌に取り上げられました。しかも2誌。しかも似たような特集で。
何でしょう?本屋に行けば似たような建築雑誌がいっぱいあって、一般紙でも建築何とかが取り上げられるようになって、素敵なインテリアやらキッチンやら奥様やら・・・。
何かこう、硬派なものはなくなってきたんでしょうか?硬派な雑誌、硬派なメディア、硬派な建築?
総じて昨今のモノは軟派なものが多いような気がしません?別に硬派を求めているわけでも、硬派な私でもないのですが、何かそんな気が最近よくします。
もう少し突っ張ってみてもいいような気がします。ただ、「チョイワルオヤジ」は、ちょっとダサい・・・、と思いますが・・・。



2月

久々に住宅が竣工。
相も変わらず終盤ドタバタで、「週末にオープンハウス」なんてステキな事は言っていられません。で、無理やり取った撮影のスケジュールに合わせて、平日にご案内を出しました。
実は当日は、撮影が2社入っていて、あんまり多くの人に来てもらうと面倒くさいことになるのですが、まぁ、平日だし来てくれる人も数人くらいだろうと勝手に想定していたのですが・・・。
結果は、ホントに多くの方に見ていただきました。カメラマンには迷惑をかけてしまいましたが、本当に嬉しかったです。評価の内容よりも、まず僕の為に時間を割いて来てくれると言うこと自体が何より嬉しいものです。
来てくださった方々、本当にありがとうございました。バタバタしていてあまり対応できなかった方々、本当にゴメンナサイ。
でも少し思うのは、こういうのってもしかしたら、週末より平日の方が意外とよく来てくれるんじゃぁないかと思いますが、いかがでしょう?



1月

また新年がやって来ました。これで何度目でしょう。数えなくとも直ぐにわかりそうなものですが、そう言う意味の無い事は止めましょう。
最近僕がよく言う言葉、「施主に楽はさせません。苦労してもらいます。」
ある友人が言っていた言葉、「私たちと建築を作ると時間がかかります。」
普通の人が聞いたら、「何だっ!」てな感じでしょうが、これらはホントそう言うものなんです。
「楽して、簡単、直ぐに、安くて、ステキな家が出来ます。」なんてのもあるのもまた事実。でも、こういうものとは比べるべきモノではないんですねぇ。
ただ多くの一般の方々は、これらを比べます。だって、同じ建築・住宅という分野なのですから。で、それらの観点で比べられると僕らは絶対に負けます。
まぁ、そもそも勝とうとは思ってないのですが、それでも負けると悔しいものです。と言うより、「悲しい」ものです。この気持ちわかるかなぁ。



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