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12月 現場に通ってます。それが仕事だから当然ですけれど。 工事が終盤にかかってきますと、室内は土足禁止です。通常は靴を脱ぐ玄関のその前の、ホントの建物の入口の外部で靴を脱いで中に入ります。竣工前と言えども、そこはまだ工事中。クリーニングが入るまでは、キレイな場所ではありません。スリッパなんかありますけれど、そんなに役は立たない。さらにこの時期、朝は大抵霜が降りてて、外構が仕上がっていない外部は常にぬかるんでいます。 つまり、どういう事かと言うと、靴は泥にまみれ、脱いだり履いたりを繰り返すのでクタクタになり、当然それは心得ているので、それ相応の靴を履いてきたりはするのですけれど、現場用に履き替えたりするわけでもなく、面倒くさいのでそのままでいたりするので、フト街中で自分の足元を見ると、 「これは・・・、ヤバイな。」 そんな風景を見た時には、そういう事ですので大目に見てください。 |
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11月 見積りを取ります。だいたい3〜4社程度見積もりを取り、金額・内容・対応・経歴等を考慮して請負会社を決めていきます。 そこで、いつも言われるのが「どんぶり勘定」「不明瞭な経費」とかとか、建築業界の悪いところと言われる部分です。 確かにそうです、僕らにも正直つかみきれない部分も多くあります。でもね、だからと言って、全ての金額を微に入り細に渡り詳細にオープンに積み上げていけばいいかと言うと、それもチョット違ったりします。そのままで良いと、全てを肯定するつもりもありませんが、長年の風習というのも単なる悪弊だけではなく、それなりのメリットや理由もやっぱりあるんです。 細かく話し始めると長くなるんで、気になる方は、またお会いした時にでもお話ししましょう。 |
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10月 前にも書いたことがありますが、「バブル」です。景気が良いことは、良いことだと思いますが、またそうでもなかったりもします。 景気が良いからかどうかは解りませんが、それに伴う仕事もあります。投資物件です。前回のバブルと今回のバブルの違うところは、土地に付加価値(建築)を付けて、利益を上げていくという所にあるそうです。 でも、もっとバブルだと、付加価値を付けなくても儲かっちゃったりしてしまいます。すると、建築を建てるなんてリスクを負わなくてもOK、転売しましょう。こうして仕事は逃げて行ってしまいます。 もう少し、ほどよ〜いバブルだと助かるんですけれど、どうにかなりませんかねぇ。 |
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9月 6月に建築基準法が大改正されました。例の耐震偽装事件を受けての確認申請の強化です。 結果から言えば、大改悪。最悪な状態になっています。詳細なことを話すには、このスペースは狭すぎますが、結果は、何の解決にもならない、誰かの保身とパフォーマンスに過ぎない業界いじめではないでしょうか。 あの偽装事件の本当の所は誰にもわかりませんが、その原因となるべく業界の歪は、この世界の人間なら大体の人は気付いているはずです。 しかし、その部分には今回の改正で一切手を着けられず、むしろその歪を一層大きくする結果を作っています。 極論、一部の無責任な消費者のヒステリーに、認識のない政治家と、保身に走る役人が作り上げた、いったい誰のための改正なのでしょうか。 あれだけ、事件のときに騒ぎ立てたマスコミも、その結果に関しては何も語らず。結局、全ての責任を取るのは、多くの誠実な人たちなんでしょう。 |
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8月 暑いですね。日本のどっかでは40℃だそうです。 僕たちは、この炎天下の中、お盆休みもなくって、朝の8時くらいから、毎日現場に出ています。 結構日焼けしています。(美容師さんに、頭皮も日焼けしてるって言われました。) 結構体重も落ちました。(ズボンがブカブカになってきました。でも買いにいく時間がありません。) でも、「ズボン」っていったい何語なんでしょうか? |
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7月 信じられないことが起きました。大惨事です。 話には聞いていたことはありましたが、まさか自分たちの身に起こるなんて。 昨日までは普通だったのに。いきなりこんなことになるなんて。 |
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6月 ある人に言われました。「最近、HPが更新されていないみたいで・・・、忙しそうで、結構。」 普通は、HPがあまり更新されないと顧客は離れていき、さらに続くと会社自体の存続も危ぶまれるようになります。会社以外のHPでも、だんだんと誰も見てくれなくなるでしょう。 ビジネス的にHPで一番大切なのは、コンテンツとかもありますけれど、やっぱり「更新」と「メンテナンス」だと思います。だとすれば・・・、失格デス。 まぁ、HPで仕事をどうこうと言うことは、もともと考えていませんし、忙しくなればほったらかしになりますし、それが続くとだんだん面倒くさくなってきますし、最初の某氏のコメントのように、それなりに皆解ってくれてるし・・・。 これ書いてるのも「6月」じゃないですし。 |
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5月 何やかんやで忙しくなってきました。人手は欲しいけれど、良い人材はなかなか居なくて。「どんな人材が良いんですか?」と聞かれても、実はよく解からなかったりして。そのままダラダラと仕事をしております。 最近何だか、忙しいことに不満を漏らす自分がいたりして、「ハッ」とさせられます。チョット前までは、仕事なんてあんまりなくて、そんな状況に比べれば感謝してもし足りないくらいで、日々反省です。 こんな気持ちも二日と続かなくてまた愚痴りそうで、人間なかなか良く出来てなくて恥ずかしいですけれど、じゃぁ少なくとも3日目にはまた「ハッ」とできるようにはなろうと思います。 |
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4月 都内のとある駅前に事業用ビルの設計を依頼されました。とは言ってもまだプレゼン依頼でしかありませんけれど。 駅前から徒歩で信号待ちを合わせても5分程度、大通りに面している小さな敷地なんですけれど・・・、坪2000万円なんですって。 僕らの知らないところでバブルは起っているとは聞いていましたが、こんな所にいるなんて・・・。 設計料全部使っても1坪も買えません。 |
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3月 とあるコーポラティブハウスの上棟式がありました。コンクリート造の地下1階、地上3階の建物です。 上等時というのは、コンクリートの躯体が打ち上がり、まだ内装関係が入る前ですので、コンクリートの塊そのものです。正直一番カッコイイ時だと思っています。出来ることなら、このままの状態で取っておきたい・・・。 そう言う感傷論とは別に、建築を作っていくうえで、ここは重要な分岐点にもなります。つまり、ボリューム感やシルエット、その空間性と言った部分の修正を行う場面でもあります。 当然設計時には模型やパース、過去の経験なんかを駆使していきますが、初めての建築を作るわけです。どうしても少しづつのズレは生じてきます。それを修正する唯一・最大の機会がこの時期です。 とは言え、予算を超えるわけにも行かず、工事をとめるわけでもなく、その微妙な修正作業は頭の中で綿密に行われるわけで、もしかしたら周りの人たちには解からなかったり、気が付かなかったりするようなことかもしれませんが、これはとっても大切なことなのです。 |
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2月 地盤調査のお話です。 地盤の状況と言うのは、建物の土台となる部分で非常に大切ですが、直接目には見えないもので非常に厄介です。 普通はボーリング調査と言って、筒状に穴を掘っていきその土質データを得ます。でもその穴は60〜80mm位のものです。つまりピンポイントのデータでしかかりません。 地盤状況にもよりますが、ボーリング費用は20〜30万円程度かかります。沢山の位置でやれば、より正確な地中の状況がわかりますが、費用はドンドンかかっていきます。 通常、住宅程度であれば一箇所やれば十分です。その他の近隣状況や経験値などからほぼ把握できます。 でも、そうでもない土地もあります。今回、その土地に当たってしまいました。先ほど僕は、「通常」大丈夫だと言いました。でももしかしたら、「今まで運が良かっただけなのかもしれない」と最近思うようになりました。 「土地」、つまり自然に定着する人工物を取り扱うわけですから、そういう気持ちがもっともっと必要なのでしょう。 |
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1月 なんとなく久しぶりに穏やかな新年のような気がします。 まぁ、それにはいろいろここでは言えないような理由もあるのですけれど、誰も居ない事務所で、表も静かで、天気もよくて。 こんな時間が二日と続かない事はわかっている事で、今年はなかなか手ごわい一年にもなりそうな予感もしていて、それをどう対応していくかによって、僕の今後も大きく変わりそうな、そんな一年だと何の根拠もなく漠然と思っております。 |
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